今回はモンスターハンターワイルズにおける【傷の仕組み】を検証していきます。
動画で確認する
トレーニングモードで検証
赤傷の発生
傷の設定をモンスターと同様にしています。
ここから大剣の真溜めを当てると、165ダメージで白色の傷が発生。
その状態からさらに真溜めを当ててみると、傷が赤色になりました。
この時のダメージは同じで、肉質などの補正は無いということになります。
次に、キックを使って何回目で白い傷が発生するのか確認してみます。
合計51ダメージで傷が発生しました。
そのまま赤色の傷の発生まで確認すると、追加51ダメージで赤の傷が発生しました。
まとめるとこんな感じになります。
注目したいのは画像赤線の部分。
キックの合計ダメージが102の時は赤傷、真溜めの165では白傷止まりです。
このことから、必要なダメージを与えることでまずは白傷が発生。
そこで初めて赤傷の蓄積が開始され、白傷発生を超えたダメージは赤傷に持ち越さないということになります。
傷の発生条件
次にこちらですが、合計ダメージが50に満たない40.3で傷がついています。
このモーションは集中弱点攻撃で傷をつけやすくなる補正があると思われます。
スローモーションで確認してみると、2発目の攻撃で傷が発生していることから、少なくとも2倍の補正はありそうです。
(合計25.3ダメージ)
その後の赤傷は102で破壊されました。
以上をまとめると、トレーニングモードにおける傷の発生条件は、ダメージで白傷が50、赤傷が50、傷破壊が100と思われます。
かさぶた(クールタイム)
赤傷を壊した後は黒色のかさぶたが表示され、肉質やダメージに変化はなく、時間で剥がれます。
これがおそらくクールタイムを表したものと思われます。
実戦で確認
白傷の発生まで
対象はゲリョスの尻尾で、攻撃方法は大剣の抜刀切り。
58.5が尻尾へのダメージです。
攻撃回数5回、292.5ダメージで白傷が発生。
4回目の攻撃の合計ダメージが234で、ここで傷がつかないので234〜292ダメージの範囲で傷がつくことになります。
赤傷の発生まで
2回目の攻撃で赤傷が発生したため、59〜117ダメージの範囲。
このことから、トレーニングモードのように白傷と赤傷が均等というわけではなく、別々の値が用意されていることが分かります。
傷の発生範囲の絞り込み
白傷の発生範囲
4回目の抜刀攻撃後、投げナイフの何回目の攻撃で傷が発生するか確認。
投げナイフの尻尾へのダメージは3.7。
最終的に8回目の投げナイフで傷が発生しました。
・抜刀攻撃は4回で合計ダメージが234。
(58.5×4回)
・投げナイフの7回目までの合計ダメージは259.9。
(234+3.7×7回)
つまり、260~263までの範囲で傷が発生することになります。
赤傷の発生範囲
白傷が発生後(58.5)+なぎ払い(31.5)に加え、投げナイフ3回目(3.7×3回)で赤傷が発生。
ナイフの2回目までの合計ダメージは97.4。
つまり、98~101の範囲で赤傷が発生します。
キリのいい数字だと白傷が260で赤傷が100といった感じでしょうか。
ライトボウガンとハンマーでも確認したところ、白傷までの合計ダメージは260~263の範囲に入っていました。
ところが、ハンマーにおいて白傷からの合計ダメージが約75で赤傷が発生。
映像を見返しても、小型などからのダメージもなく純粋な攻撃によるダメージです。
このことから恐らくですが、白傷から赤傷までのダメージに武器種による補正がありそうです。
この検証で使用した武器は白傷までのダメージが同じでしたが、他の武器で補正がある可能性もありそうです。
オープンベータテストでは時間制限の関係で全ての武器種の確認は出来ませんが、現段階では白までは一定、赤までは補正といった感じです。
傷に減少値はあるのか
麻痺や睡眠といった状態異常の蓄積値は時間経過とともに減っていきます。
例えば、あと1回攻撃すれば麻痺する状態で数分離れた場合、次の1回では麻痺しないといった感じです。
現在の映像は投げナイフをあと1回当てれば赤傷になるところです。
この状態からしばらく放置し投げナイフで攻撃したところ傷はつかず、合計ダメージが100付近で赤傷が発生したことから減少値はあります。
ただし、白傷や赤傷は残ったままです。
耐性値の上昇はあるのか
1度傷を破壊した部位に新たな傷ができるまでの値に変化があるのか、いわゆる耐性の上昇値を検証していきます。
と思ったのですが、トレーニングモードと違い、かさぶたが時間で回復しません。
試しに尻尾をひたすら攻撃しても、かさぶたは剥がれず傷口も発生しません。
では別の部位ではどうなのか。最も攻撃するであろう頭部で確認しています。
先ほどの尻尾同様、時間で剥がれることはなかったです。
ゲリョスの場合、左上が黒くなっています。
その後ひたすら攻撃しても頭部に傷が発生しません。
このことから、傷の2回目の耐性値は存在せず、同じ部位には傷が1回までの可能性があります。
ただし、モンスターの種族や骨格により、1つの部位に何個まで傷がつくといった仕様はありそうです。
傷破壊後に乗りをした場合
ここで疑問が。以前出した乗りの検証動画では傷を簡単につけることができます。赤傷破壊後のかさぶた状態で乗りを行った場合、傷はつけられるのかどうか。
簡単に傷が発生しました。
見比べてみると傷の発生箇所が若干異なり、乗りの傷は別で処理されていると思われます。
このことからも乗りの価値は非常に高いと思われます。
まとめ
オープンベータテストにおける傷の検証のまとめです。
- 白傷をつけるには一定のダメージが必要
- 白傷がついたら赤傷に必要なダメージが開始し、余剰ダメージは持ち越さない
- 赤傷を破壊するまでに必要なダメージは武器によって補正があると思われる
- かさぶた状態でダメージに変化は起きない
- 赤傷を破壊するとその部位に傷は出来ない
- 乗りの傷は別枠
以上が傷の仕様検証でした。