今回はグループスキル「陽動」の検証です。
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スキルの詳細と検証方法
攻撃を当てた時にモンスターの注意をより強く引くようになる、というものです。
サンブレイクにも登場したスキルですが、その時は1スロでした。今回は3つの防具で発動します。
今回の検証の注意点ですが、あくまで陽動の効果があるかどうかを確認するものであり、他の狙われやすくなる要因などは考えないものとします。(キリがない為)
検証に使用するのは、「竜谷の跡地」のアジャラカン2頭です。
モンスターの移動によるヘイトの減少やリセットの可能性を防ぐため、この条件で行います。
2頭目の出現は、1頭目の体力が一定以下になった時で、2頭がまとまった段階でリセットします。
スキルの詳細には「攻撃をした場合」とあるので、それをメインに検証していきます。
検証の手順
①各ハンターの装備条件
- Aのハンター:上位の最大強化状態の武器+陽動スキル
- B・Cのハンター:初期生産の武器
- Dのハンター:少し強めの武器
この装備で、普段と変わらないように全員が攻撃を行いました。
リセットするまでに各ハンターが狙われた回数をカウントします。
※密集して攻撃が分かりにくい場合など、カウントが多少前後する可能性があります。
カウントの合計が一番右の数値です。
②攻撃力のパターンを変更
- Aのハンター:初期生産の武器に変更
- B・C・Dのハンター:現段階の終盤の装備
試行回数は少ないですが、Aが狙われにくくなっていることが確認できました。
③陽動スキルを外して再検証
次に、②の条件からAのハンターの陽動スキルを外して試しました。
その結果、2回目の条件と同じくAのハンターが狙われていません。
ここまでの結果から、手数ではなく、一定の攻撃力(ダメージ量)が関係していると推測できます。
④低ダメージとガードのヘイト比較
次に、Aのハンターは③と同じ装備のままで、B・C・Dのハンターは1回攻撃した後、すべてガードしました。
この時の結果は、全員が同じくらい狙われるというものでした。
つまり、低いダメージとガードは同じぐらいのヘイトと考えられます。
ここから、Aのハンターに陽動をつけてみると……
→狙われる回数に顕著な差が発生しました。
このことから、「陽動」は、攻撃したダメージに対するヘイト値をn倍するという効果であると推測されます。
⑤最終検証(攻撃力を最大にして確認)
Aのハンターの攻撃力を最終生産のものに引き上げて試しました。
その結果、かなり顕著な変化があり、ダメージによるヘイト上昇の推測は正しいと考えられます。
陽動スキルの評価
これまでの作品の陽動スキルは、体感的に効果を感じにくいものでした。
しかし、今作でははっきりとした差が出ています。
「サンブレイク」では1スロットだったため、マルチで複数人がつけると効果が分散し、微妙なスキルでした。
しかし、今作ではグループスキルで3部位が必要なため、ある程度狙った構成でないと発動せず、被りにくいのがメリットです。
陽動スキルは全員におすすめできるのか?
答えはNO。
検証結果からも分かる通り、陽動はダメージ量に依存していると思われます。
つまり、「狙われやすいハンターが、より狙われる」スキルだと解釈できます。
もし「普段あまり火力を出せていない」と感じているなら、陽動ではなく、別の火力スキルを積んだ方がいいでしょう。
陽動スキルが有効な場面
- 進行が遅れているハンターを助ける場合
→歴戦アルシュベルト周回で、仲間がまだ装備を整えていない時など。
→この場合、火力に差が出やすいため、陽動の効果を活かしやすい。
→結果的に仲間を助けることにつながる。 - ソロプレイで盟友を連れている場合
→自分にヘイトを集めたい時に有効。
まとめ
- 陽動は、「攻撃したダメージ量に対するヘイト値を増加させる」スキル。
- 今作では、顕著な効果が確認できる。
- 火力のあるプレイヤーがさらに狙われるため、全員におすすめできるスキルではない。
- 進行が遅れている仲間を助ける場面や、盟友ありのソロプレイで有効。
以上が、スキル「陽動」の検証でした。